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ドローン

ドローン空輸 「ハモ鍋セットを運ぶ」 実証実験見学して来ました

こんにちわ。

少し寒さが和らいだ京都ですが、

まだいつもよりは寒さが厳しいです。

とはいえ、例年よりはマシで、冬は

こんなもんですね。

※大雪の被害に合われている方々へ、
     心よりお見舞い申し上げます。

さて、先週末、大分県杵築市に行って来ました。

ドローンによる物流事業の社会実装に向けた事業に係る実証実験

―ドローン物流×観光~「空飛ぶハモ鍋セット」の実現で地域活性化を実現―

この見学です。

現行の航空法で認められる最高難易度の飛行方法である

目視外飛行(補助者なし)で約6.5kmの距離を飛行

それを名産であるハモ鍋と掛け合わすという実験です。


実証実験概要:

背景
・大分県杵築市では少子高齢化が進み過疎化が進んでいます。日常の買い物が

困難な状況に置かれている「買い物弱者」が増加し、行政として移動販売や

宅配サービスなどの支援を行っていますが、行政の維持コストの関係で十分に

行き届いているとは言えない状況です。また、観光面においても農業文化公園や

上村の郷などの観光施設があるものの、現在COVID-19などの影響もあり、

観光収入が減少しています。そこでドローンによる物流事業の検証を行うと同時に、

運搬物として杵築市の特産品であるハモの鍋セットを利用することで杵築市の

PRを行い、買い物客の負担を軽減するとともに観光収入の増加を図ることを

目的とします。

 

内容
・最大ペイロード2.75kgの中型ドローンを使用して約6.5kmの距離の飛行実験を

 目視外補助者なしで行います。
・神田楽市(スーパーマーケット)から上村の郷までハモ鍋セットを運搬します。

読んでいるだけで、とてもワクワクします。

まず、事業説明と、今回の実証実験の飛行申請で

苦労したところや経緯を説明していただきました。

また、今後の事や事業性の事なども。

場所は、杵築市の上村の郷及び、

閉校になった上小学校跡。

子供たちにドローン体験会も行われており、

また、ドローンサッカーもあり、皆が楽しそうにしておられました。

飛行プログラミングなども体験できるようで、

インストラクターの方が子供たちに教えておられました。

神田楽市(スーパーマーケット)から飛行して来たドローンが、

着陸するグラウンド。

こちらにもパイロットおられますが、

離陸と着陸時以外は、完全自動飛行。

プロポとのリンクも外れます。

総務省から許可を得て、docomoのスマホを積んでおり、

そのLTE回線を使用して飛行します。

機体は、ACSL社のPF2

高級車くらいの値段らしいです。

機体にはFPVも付いており、

万が一下に人がいると、

それ以上進まないように設定してあるとの事です。

杵築市長の挨拶もあり、

町全体で取り組んでおられるのが分かります。

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こんな感じで飛んで来ます。

皆が拍手しています。

見ていた私も、ドローンの未知の可能性を確信しました。

無事にハモ鍋を運んで来たドローン。

見学に来られていたお子様が、

ハモ鍋セットを受け取りました。

市長さんも喜んでおられます。

その具材を使い、早速ハモ鍋を作成。

美味しそうに出来上がりました。

手を合わせて「いただきます!」

体の芯まで温もる鍋で、

皆が笑顔になりました。

今回の実証実験で思った事。

まだまだドローンを活用した輸送は、

始まったばかり。これから色んな実験を

重ねていくに辺り、幾多の試練はあると思います。

しかし、この夢のような輸送方法も、

いつかはスタンダードになると思います。

そうなる事で、どんなに便利になる方がいるか

そう思うと目を離さずにはいられません。

我々物流事業者も陸路だけと決めつけずに、

上を向いて進まねばなりませんね。

今回、実証実験を行われたブルーイノベーション様

ならびに関係者様、ご招待いただきありがとうございます。

増々の発展を祈念しております。

では。

投稿:吉田